法律相談

2007年2月12日
自分が起案した保釈請求書で被告人が保釈されたりすると、「あー、実務家になったんだなー」と実感する今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今はの実務修習中(弁護)なので、弁護士の役割で修習をしています。指導担当の弁護士と一緒に法律相談に入ったり、裁判所についていって見聞したり、訴状とかの書類を起案したり・・・毎日新たな発見があって楽しいです。

さて、法律相談を聞いていて思うのですが、法律相談を有効活用できてる人がほとんどいません。
まず、多いパターンが聞きに来る側が初めから理解する気がないパターン。もう面倒くさいからさっさと弁護士依頼して、丸投げしようって感じの人たちです。まぁこれはある意味有効活用してますかね。初回の打ち合わせという意味では。
また、とりあえず弁護士に相談にきた、というパターンもよくあります。どこに相談に行ってよいのかわからないからとりあえず、という人たちですが、弁護士は万能ではありませんし、弁護士に何を期待しているのか?人生相談されても困ります。
この他、本当に法律相談に来たが、説明しても内容をよく理解できず、あまりためにならないパターン。これが一番多いかも。法律用語は難解なので、ふつうの人が一発で聞いてわかるはずがありません(こちらとしてもかみ砕いて説明しようと懸命に努力していますが、なかなか難しい)。そこで、本当に相談したいなら、しっかりご自分で勉強されてから相談するのが良いと思います。特に離婚や相続、交通事故など身近な問題については本屋さんに本がありますので、そういうので予習をした上で法律相談に行くと、効果的だと思います(本読むんだったら法律相談なんかいらないよ、と思われるかもしれませんが、事案ごとの特性もあるので、法律相談の意義は失われない)。
みなさんも、法律相談に行くときは、できるだけ予習をしてから出かけられるとよいと思います。なにせ30分5000円と、決して安くはないですからね。

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